欠落
【強羅・襲来】



どんな状況に陥ったとしても、決して心は折らず、自らの矜持を守る。
鬼に敗北し、組み伏せられて肢体を蹂躙される中で、その責め苦に耐えられずに鬼を受け入れてしまう姫巫女もいる。

「ずいぶんと腹が出てきたな、クックック。どうだ? 鬼の子を孕んだってのは、さぞ悔しいだろ?」

だが、ここにいる姫巫女は心の底から姫巫女だった。どれだけ犯された所で、鬼の責め苦には決して心を折られる事の無い。
そんな気高い姫としての名を冠した巫女として、孤独な戦いを続けていた。

「くぅぁ……ッ、はぁっ、はぁっ……はぁ……ッ。この……程度で、ひあっ、あ、ぅぁぁっ、悔しがる……ひ、つよう……も……ない……なっ、あっ、ぅぁっ、ぁ…………ぐぅ……」

言葉では必死に悔しさを否定しながらも、その双眸には涙が浮かび上がっていた。
戦いに勝利した鬼は姫巫女を犯すが、その目的は孕ませる事にある。生殖目的で巫女の身体をむさぼり、犯し、自らの子を宿していく。その行為の中で、痛みや苦しみにあえぐ姫巫女の姿を見る事に喜びを見いだす鬼も多い。

「ぅ……っ、ぅぁぁぁぁぁ……それどころ……か、この手で滅ぼす相手が増えたんだ……かえっておもしろく……ぁぅっ、なった……ぐらいじゃないの……か……っ、ぁっ、ぅぁっ、あ……ぁぁぁぁぁぁぁっ、あぅ……っ!」

「なるほどな。すでに産む気満々って事か、さっすが姫巫女様だ。自分の立場が、すでに俺たちの苗床でしかないって事を理解してるようだな、ハハッ!」

すでに麗愛の凌辱が始まってから、かなりの時間が経過していた。力任せで殴られ、蹴られ、身体のあちこちが泥に汚れている。半裸にひんむかれた衣類は、気高い姫巫女としてのモノではなく、敗北の証としてずたずたに引き裂かれている。

犯された姫巫女は精霊との縁が薄くなり、巫力を行使して鬼と闘う事が出来なくなる。今こうして鬼に組み敷かれ、肉棒を突っ込まれている麗愛も例外では無かった。
元々の体格差もあり、腕力で勝てるはずのない相手。それを埋めるための巫力も奪われた状況では、勝つ術も残されていない。

「ふざけるなよ……この、低俗な鬼風情が…………ぁっ、うぁっ、やめ……そんな派手に動くなぁっ、この……やろう……あっ、あああっ、うぎぃ…………ッ、いあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああっ!!」

だがそれでも、麗愛の口からは悪態が吐き出し続けられる。どれだけ汚されようが、嬲られようが、心が生きている限りはそれを止める事は、麗愛には出来ない。
鬼はそんな麗愛がバタバタともがく様子を見て、さらに愉悦に浸り、この現状をさらに楽しもうと身体を動かす。
麗愛の足首を掴んだまま、それを強引に力任せで動かして身体を前後させる。

小柄な体躯に注ぎ込まれた精液は膣中に注ぎ込まれる量の限界を越え、肉棒を動かすだけで精液が膣口からあふれ出す。愛液と精液の入り交じった淫液は内股を濡らし、尻までベトベトに汚しながら、地面へと糸を引いてこぼれる。
地面には幾度も幾度も吐き出されてこぼれた精液が泥と混じり、汚らしい白濁の水たまりを作り上げていた。

「うっ、うぁっ、うぁぁっ、あ…………くっ、くぁっ、あ……ぎっ、いぎっ、いぎぃっ、あがぁぁぁ……ぅぁっ、あひっ……ぅ、こ……のぉ…………やろ……ぅっ……」

幾度繰り返したかわからない、怨嗟の言葉。
それをどれだけ積み上げてみても飽きたらず、麗愛は蹂躙が続けられる間は力の限り相手をにらみつけ、抵抗を続ける。

ただ心と体はバラバラに動いてしまい、どれだけ麗愛が必死に鬼を拒絶しようとも、股間は肉棒をしっかりとくわえこみ、刺激を与える為にからみつく。
蠢動する肉棒の動きを押さえ込むように締め付けているが、それは単純に股間からの刺激をより増幅させていく事になってしまう。

「あ……くぁっ、う……ぅぁっ…………あぁっ、ひぁぅ、ぁぅ……ぁああぅぅぅっ、うぁっ、い……ぁ……こ、やめっ、そこ……突くなっ、やめ……ろっ、ああああぅぅあぁぁぁぁぁぁッ」

「そんな突くなとか言われても、精液を吐き出さない限りは終われねぇからな。それとも何か? このまま、俺様と繋がりっぱなしがいいのか。チンコ入れられっぱなしで、ずっと感触を楽しみたいとは、とんだ変態巫女だな」

「……そ、んな……事言ってない……ッ、だ……ろっ……ぅぁっ、あぁぁっ、あっ、あぁぁっ、ひぁっ……この……うごけば……うごけばいいだろ、突いてみろ、いくらでもその汚らしいモノで突いてみ……ろぉ……ッ、あひぃっ……ひっ、うぁ……ぅ……」

鬼の言葉に、麗愛は反射的にそんな言葉を返してしまう。そして、そんな言葉を引き出した鬼は、ニヤリと笑みを浮かべるとより激しい動きを開始する。

「わかってるぜ、こう奥のあたりをグリグリッとこするように突くと、締め付けてくるんだよな。そのビラビラが俺様のチンコにまとわりつきやがるしな、ハハッ」

「ひぎっ、あっ、あぎぃっ、あ、あがっ、あぎいっ! あがぁっ……あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああっ、ひぐぅぅぅ……ッ、こ、んち……くしょ……ッ、うぁっ、はぎいいぃぃぃぃぃっ!」

自分から突けと言った手前、その後で激しく突き上げられる動きに対して文句を口にもできずに、必死になって悲鳴をこらえる。
けれど巨大な体躯の肉棒は膣肉を巻き込み、派手に肉ヒダをからめとって、ゴリゴリと膣全体に衝撃の波紋が拡がる。

「ひぐぅぅぅぅぅぅっ、くぁ……っ、ひぃ……ッ、うぎぃ……ぁ、ぅぁっ、やっ、ゃぁぁぁぁぁぁぁ……ひくぅっ、またぁ……くるなっ、くるなっ、きちゃ……いっちゃ……ぅぁぁぁぁ……ッ、やっ、やぁ……ッ!」

グリグリと突き上げてくる鬼の律動は強烈な痛みを与えると同時に、性的に弱い部分も激しく責め立てる。どれだけ歯を食いしばってみた所で、弱い所を直接肉棒で突かれてこすられる以上、麗愛に耐えられる事にも限界がある。

「そらっ、そらよっ、段々と身体が震えて締め付けがキてるぜ、くくっ……またイっちまうのか、鬼のチンポでヨガっちまうのか?」

「そんなわけな……っ、く……ちくしょっ、ちがっ、だ、めっ、くぁっ、くは……ぁぁぁぁぁぁっ、あぐぅ、く……やっ、やだっ、いやぁっ、やあああぁぁぁぁあああああああああああああああっ!!!」

必死になって鬼の言葉を否定しようとするが、昂ぶる衝動は抑えきれない。
身体の内側で沸き上がってきた性欲は、相手が自分の指だろうが愛する相手のモノだろうが、器具だろうが……鬼だろうが、本質は何も変わらない。




心地良く感じられる身体のポイントを強引に探られる事によって、麗愛は望まない状態で身体をくねらせ、膣から大きな波を作り上げてしまう。

「うああぁぁぁ……っ、うぁっ、ぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………………くっ、くはぁ……ぅ」

途中で一度歯を食いしばって悲鳴をこらえようとしたが、それは無駄な努力に終わってしまう。麗愛は性器の全体で鬼の獣欲を受け止め、犯される弱者の立場として、獲物としての自身を味あわされるしかできなかった。
ググッと膣が収縮し、膣壁をうねらせて精液がグチャグチャと膣中で蠢くのを感じ取り、口元を緩ませながら新しい涙をこぼす。

「やっぱりイくのは耐えられないようだな。どうだ、今のでちょうど三十回目の絶頂だって事に気付いてるか? わざわざ優しい俺様は数えてやってるんだぜ、その割れ目を痙攣させながら、チンポを激しく締め付けてきた律動の回数をな」

ニヤリと笑みを浮かべ、鬼は麗愛の髪に手を伸ばして頭を撫でる。
そうやって子供のように扱うという行為を受ける屈辱に、麗愛はくちびるをグッと強く噛みしめる。自然と股間に力が入ってしまい、そのうねる性器は鬼のモノへの刺激をさらにあたえていく。麗愛は自分の意思でそうしようとは思っていないが、鬼の肉棒の堅さと熱さを膣全体で自然と感じ取ってしまう。
それがまた性感への刺激につながり、鬼のモノを感じ取っている事に対して悔しさがにじみ出し、涙をこぼす。

「ま、こっちはその倍以上は精液を出してるんだ。正直、もっとイかせまくってやるつもりだったんだがな。と」

鬼はその形、体躯こそ人間の形に近いが、生態は獣のソレに近い。発情期のトラなどは二日間で百回もの性交をすると言われるが、この鬼の性交もすでに五十回を越していた。

「はぁ……はぁっ、はぁ、はぁ……っ。こ、のやろう……ッ。絶対、絶対に……ブチ殺してやるからなぁ……っ、うぁっ!? ぁっ、うぁっ! ま、また動くのか……っ、うあぁぁぁぁっ、はっ、ひぁっ……はひいぃぃぃっ!」

必死に自分の卑屈さをふりほどこうと語気を荒くしながら、慌てて絶頂後の感触を払拭しようと麗愛は呼吸を速める。乱れた呼吸のリズムは、それだけ鬼に犯されて自分が蹂躙されてしまったという事を、如実に麗愛自身に知覚させてしまう。
そんな鬼に蹂躙された自分を振り払いたいと、空気を肺へと送り込む。
だが、麗愛が息を整え終わるよりも早く、鬼はつながった状態での性交を再開していく。その行為はまだまだ終わりが見えない、淫獄でしか無かった……。